
髪のボリュームが気になりはじめたとき、シャンプーを変えたり育毛剤を試したりと、手探りのケアを続けていませんか?
実は、薄毛の多くは表面的なケアだけでは改善しにくく、その背景には「毛根そのものの状態」が深く関わっています。遺伝やホルモンバランス、生活習慣など、さまざまな要因が毛根に影響を与えています。
このコラムでは、薄毛の人に共通する毛根の特徴と、その改善のための対策をわかりやすくお伝えします。

毛根は髪の毛を育てる重要な部分であり、毛根の健康状態が髪の成長に大きく影響します。毛周期(ヘアサイクル)とは、髪の毛が成長し、休止し、抜け落ちる一連のサイクルのことで、次の3つのフェーズに分けられます。
① 成長期(2〜7年)
毛髪が活発に成長する期間です。この期間が長いほど、太くて長い髪が育ちます。
② 退行期(約2〜3週間)
成長が止まり、毛根が縮小していく移行期間です。
③ 休止期(約3〜4ヶ月)
髪が自然に抜け落ち、新しい毛が育つ準備をする期間です。この休止期が終わると、再び成長期が始まります。
この3つのサイクルが規則正しく繰り返されることで、髪のボリュームと健康が保たれています。

薄毛の人に最も共通する特徴のひとつが、成長期の短縮です。通常2〜7年ある成長期が短くなり、髪が十分に成長する前に退行期に入ってしまいます。その結果、細く短い髪が増え、ボリュームが失われていきます。
薄毛の方の毛周期では、休止期が通常よりも長くなる傾向があります。新しい髪が生えてくるまでの時間が延びるため、頭全体の髪の密度が低下していきます。「抜けたのになかなか生えてこない」と感じる方は、これが原因かもしれません。
薄毛の方の毛根は、健康な毛根と比較して小さく、弱くなっています。毛根がミニチュア化すると、生えてくる髪はどんどん細く短くなり、最終的には産毛のような状態になってしまいます。頭皮が透けて見えるようになったら、このサインである可能性があります。
薄毛の方の毛根は、炎症が起きていることが多いです。炎症は毛根の健康を損ない、髪の成長を妨げます。頭皮の清潔が保たれていないことやストレス、栄養不足などが原因となることがあります。頭皮のかゆみや赤みが続く方は注意が必要です。

遺伝的要因は、薄毛の最も一般的な原因の一つです。家族に薄毛の人がいる場合、遺伝的に薄毛になりやすい傾向があります。
遺伝的要因による薄毛では、特に男性型脱毛症(AGA)が多く見られます。AGAでは、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが毛根に作用し、成長期を短縮させ、毛根のミニチュア化を引き起こします。
ホルモンバランスの変化も、薄毛の重要な原因です。産後の抜け毛や更年期の薄毛はその代表例で、エストロゲンの減少が毛周期に影響し、成長期が短縮されることがあります。ストレスや病気によるホルモン変動も、休止期の延長につながることがあります。
髪の成長には栄養が欠かせません。鉄分・ビタミンB群・亜鉛などが不足すると、毛根の働きが低下し、成長期の途中で髪が抜けやすくなります。過度なダイエットも薄毛・抜け毛のリスクを高めるため注意が必要です。
ストレスはホルモンバランスに影響を与え、薄毛を悪化させる可能性があります。ストレスが続くと毛根に炎症が起きやすくなるだけでなく、自律神経に影響して頭皮の血行が悪化し、毛根に必要な栄養が届きにくくなります。

髪の健康には、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。髪の主成分ケラチンの合成に必要なタンパク質、細胞の代謝を助けるビタミンB群(特にビオチン)、抗酸化作用のあるビタミンE、血行を促す鉄分などを意識して摂るようにしましょう。
適度な運動や瞑想、好きな趣味の時間など、自分なりのリラックス方法を日常に取り入れてみてください。また、十分な睡眠を確保することも毛根の健康維持に大切です。喫煙や過度の飲酒は頭皮の血行を悪化させるため、控えることをお勧めします。
過度なシャンプーやスタイリング剤の使いすぎを避け、頭皮環境を清潔に保つことが基本です。頭皮マッサージを習慣にすることで血行が改善し、毛根に栄養が届きやすくなります。自分の髪質や頭皮に合ったスカルプケア製品を取り入れることも効果的です。
ミノキシジル(外用薬)は血行を改善し、毛根の成長を促進する薬で、男女ともに使われます。医師の指示のもと、継続的に使用することが大切です。
セルフケアや薬での治療に加え、近年特に注目されているのがエクソソームを用いた毛髪再生医療です。エクソソームには細胞の修復を促すグロースファクター(成長因子)が豊富に含まれており、頭皮へ直接届けることで、弱った毛根を活性化し、乱れた毛周期を正常化へと導きます。自分の血液や脂肪を採取する必要がなく、体への負担がとても少ないのが特長です。
あおば通りかずみクリニックでも、このエクソソーム毛髪再生医療を行っています。セルフケアを続けているのになかなか変化を感じられない方や、産後抜け毛・更年期の薄毛でお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。
薄毛の人に共通する毛根の特徴には、成長期の短縮・休止期の延長・毛根のミニチュア化・炎症などがあります。これらは放置すると進行しやすいため、「なんとなく髪が減った気がする」という小さなサインも、早めに向き合うことが改善への一番の近道です。
「自分の薄毛の原因を知りたい」「どんな治療が合っているか相談したい」という方は、ぜひあおば通りかずみクリニックへご相談ください。女性医師が丁寧にカウンセリングを行い、お一人おひとりの状態に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。
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